結婚式ムービーの画質の違いについて

結婚式で結婚式ムービーの上映を検討されている新郎新婦様。
結婚式ムービーの画質についてはご存じでしょうか？
DVDやブルーレイにつきましてはご存知の方も多いと思うのですが、結婚式会場からは再生サイズは16：9で制作して下さいと言われたけど、なんのこと？、DVD-Video形式で書き出しするように言われたけど、どうしたらいいの？と悩まれている新郎新婦もいらっしゃるのではないでしょうか。
映像には色々な画質やサイズ、映像規格などがあり、何にすればいいのか分からないですよね。
本コラムでは、結婚式ムービーの画質や再生サイズ、ディスク仕様などについて解説させて頂きますので、もしよろしければご参照下さい。

Topics
　1.DVDとブルーレイの画質について
　2.再生サイズ（アスペクト比）について
　3.ディスク仕様について
　4.データ仕様について

1.DVDとブルーレイの画質について

結婚式ムービーを上映する方法と致しましては
・ディスク再生
・データ再生
の2つの再生方法があります。

まずディスク再生はDVDプレイヤーやブルーレイプレイヤーを使用して上映する方法となっておりまして、結婚式で上映される結婚式ムービーの95％以上がディスク再生にて映されております。
反対にデータ再生につきましては、パソコンなどの電子機器を介して上映する方法なのですが、結婚式会場にパソコン設備がなかったり、またパソコンをプロジェクターに接続するケーブルがなかったりと、設備的な問題でほとんど使用されない上映方法となっております。

※大手結婚式場やゲストハウス、ウェディング専門のレストランなどはディスク再生が多く、規模が小さいレストランやライブハウスなどはデータ再生で上映されております。

ではまず、ディスク再生の画質について解説させて頂きます。
ディスクには
・DVDディスク
・ブルーレイディスク
の2種類がございます。
皆さんご存知だと思うのですが、ブルーレイディスクの方が画質が綺麗になっております。
それではDVDとブルーレイの画質はどれぐらい違うのでしょうか。

まず画面解像度という数値的なところで言いますと
ＤＶＤ　　　　 720×480
ブルーレイ　1920×1080
となっておりまして、画面解像度は簡単にいいますと映像の横と縦のサイズを表しておりまして、ブルーレイの方がサイズが大きくなっていることが分かります。

数値ですとイメージしにくいのですが、簡単に例えますと
ＤＶＤ　　　　 昔のアナログテレビの画質
ブルーレイ　現在の地デジのテレビ画質
となっておりまして、ブルーレイの方が断然綺麗な画質となっております。
※厳密に言いますと、テレビ（地デジ）の画面解像度は1440×1080（ハイビジョン）となっており、ブルーレイはフルハイビジョンとなっておりますので、テレビよりブルーレイの方が画質が綺麗になっております。

そのためDVDよりブルーレイの方がオススメなのですが、実際の上映割合はどのようになっているでしょうか。
当社での注文割合は
ＤＶＤ　　　　 90％
ブルーレイ　10％
と断然DVDでご注文頂くお客様の方が多くなっております。
これは結婚式会場にブルーレイプレイヤーがないという理由から、DVDでのご注文が多くなっております。

結婚式ムービーの画質はディスクによって異なってしまうのですが、最終的には上映する結婚式会場の設備によって決まってしまいますので、結婚式ムービーの上映を検討されている新郎新婦におかれましては、事前に結婚式会場に上映設備の確認を行うようにして下さい。

ちなみに弊社ではDVDとブルーレイの両方対応しておりまして、ブルーレイディスクは有料対応になってしまうのです、+1,500円という驚きの安さでご提供させて頂いておりますので、もしよろしければご検討頂けますと幸いです。

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2.再生サイズ（アスペクト比）について

上記にてDVDとブルーレイの画質の違いについて解説させて頂きましたが、各ディスクによって再生サイズ（アスペクト比）が異なっております。
再生サイズ（アスペクト比）とは上映する映像の縦と横の幅の比率のこととなっておりまして、結婚式ムービーには
・再生サイズ 16：9
・再生サイズ 4：3
の2種類の再生サイズ（アスペクト比）がございます。

16：9は横長、4：3は正方形に近いサイズになっているのですが
・16：9　現在の地デジのテレビサイズ
・4：3　 昔のブラウン管のテレビサイズ
となっております。
※再生サイズ（アスペクト比）については上映する結婚式会場によって変わってしまうため、別途会場にご確認下さい。

またDVDとブルーレイにも固有の再生サイズ（アスペクト比）がございまして
DVD　　　　 16：9と4：3の両方に対応
ブルーレイ　16：9のみ対応
となっております。

これは昔のブラウン管のテレビサイズが4：3だったのですが、それから映像サイズが16：9に規格が変更されることにより、その時代にあったDVDはアスペクト比4：3と16：9の両方をカバーする必要がありました。
そのためDVDは16：9と4：3の両方に対応しているのですが、現在 映像サイズの規格は16：9のみとなりましたので、ブルーレイは16：9のみに対応しております。

上記致しましたように、再生サイズ（アスペクト比）は4：3が旧規格、16：9が新規格となっておりますので、新規格の16：9の方がオススメとなっております。
しかしながら、結婚式会場によってはスクリーンサイズが正方形のため、再生サイズ4：3を推奨している会場も多々ございますが、プロジェクターは16：9と4：3の両方が再生可能になっておりますので、16：9で制作することをオススメします。

3.ディスク仕様について

次にDVDディスク仕様の詳細について解説させて頂きます。
結婚式会場よりご指定頂きますディスク仕様につきましてが
・DVD-Rディスク
・DVD-Video形式
・ムービー1本あたりディスク1枚に収録
・メニュー画面なし
・ファストプレイ仕様
・ムービー前後に5秒以上の空白映像を収録
にて依頼されることが多くなっております。
上記仕様は結婚式ムービーの汎用的な仕様となっておりまして、弊社でも上記仕様にて納品させて頂いております。

ちなみにDVD-Rディスクにつきましては、昔 DVD+RやDVD±RWなど、色々なDVDディスクの規格が乱立していたのですが、現在はほぼDVD-R規格に集約されておりますので、DVDディスク＝DVD-Rと考えて頂いても大丈夫です。

次のDVD-Video形式につきましては、ちゃんとDVD規格で書き込みして下さいという意味となっておりますので、映像制作会社に依頼される場合には、自動的にDVD-Video形式にて制作されますのでご安心下さい。
（もし結婚式ムービーを自作される場合には規格にご注意下さい。）

また「ムービー1本あたりディスク1枚に収録」ですが、これは結婚式会場で上映される際に1枚のディスクに複数本結婚式ムービーを収録している場合、間違って違う結婚式ムービーを上映してしまうということもございますので、間違いなく上映するためにあえてディスクを分けて収録するかたちとなっております。

さらにメニュー画面なし、ファストプレイ仕様につきましても上映の際の注意事項となっておりまして、ご来賓の方にメニュー画面を見られないようにすることと、ディスク挿入後 自動的に再生されるようにするためとなっております。

最後の「ムービー前後に5秒以上の空白映像を収録」ですが、プレイヤーによって再生までに数秒間の誤差が生じてしましまして、どんなプレイヤーでも確実に初めから再生されるようにわざと空白映像を挿入しております。
※ブルーレイディスクについても、ブルーレイ規格で書き込む以外は同じディスク仕様にて制作します。

上記仕様につきましては、映像制作会社へ依頼される場合には自動的に実施してくれますので、特に心配する必要はないのですが、もし結婚式ムービーを自作される場合には注意が必要ですので上記仕様にて自作するようにして下さい。

ちなみに弊社ではご依頼頂きましたお客様には、下記URLにて上記内容をふまえた素材の準備方法につきましてご案内させて頂いておりますので、安心してご依頼頂けます。

素材の準備方法について（一覧）

4.データ仕様について

上記にて結婚式ムービーのディスク仕様について解説させて頂きましたが、次に結婚式ムービーのデータ仕様について解説させて頂きます。

初めに記載致しました通り、結婚式ムービーの再生方法は
・ディスク再生　約95％
・データ再生　　約5％
とほとんどがディスク再生となっております。

そのためデータ再生されることは少なく、またデータ再生につきましては、パソコンなどの電子機器を介して上映する方法のため、色々な規格が存在し、決まった規格がないかたちとなっております。
しかしながらパソコンを介して再生するため、再生するパソコンに合った規格で結婚式ムービーを用意するかたちになります。

参考までですが、Windowsのパソコンをお使いの場合にはmp4形式、Macのパソコンをお使いの場合にはmov形式にて制作することが多くなっております。
またパソコンを介して上映される場合には、ディスクのような規格はありませんので、出来る限り大きな画面解像度で再生した方が綺麗に上映出来ます。
（ハイビジョン 1920×1080で再生されるのがオススメです。）

以上 簡単ではございますが、結婚式ムービーの画質や再生サイズ、ディスク仕様について説明させて頂きました。
もし映像制作会社へ依頼される場合には、上記内容は理解しなくても大丈夫です。
しかし結婚式ムービーを自作される場合には上記 映像知識が必要になりますので、もしよろしければ参考にして頂けますと幸いです。
お二人にとって最高の結婚式ムービーが出来上がることを願っております。

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